ハイヌウェレの彫像(座像)

2020

鉄、粘土、輸送用パレット

彫刻にまつわる4つの解体をテーマにした作品。作品名の”ハイヌウェレ”とはインドネシアの神話に登場する女神で、殺されバラバラにされた遺体の断片から作物が生まれたとされる食物起源神話である。これと同型のストーリーは世界中に分布しており(古事記のオオゲツヒメなど)、ハイヌウェレ型神話として知られる。女性を表した縄文土偶が必ず一部欠損して見つかっているという事実を、この神話に繋げて読み解く学説もある。この不思議な女神殺害のストーリーと、彫刻の解体(破壊、分解、風化)を結びつけてこの作品は作られた。詳しくはtextページに記述。

Statue of Hainuwere -seated-

2020

steel, clay, shipping palette

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