Sleeping Guardian, 2017

wire mesh, windbreak nets, steel

人里に下りてきて田畑を荒らすイノシシは害獣の代表であり、駆除の対象として人から忌み嫌われる動物である。しかし人間と猪との付き合いは長く、縄文時代の社会では主な動物性食糧として、また多産である習性から豊穣のシンボルとして神聖化されていた。眠るイノシシの偶像はそのような古代の神話的思考に基づいた世界観を想像し造形化したものである。表面には作品を取り囲んでいた紫陽花の文様を描き、山の生態系を守る番人としてのイノシシの姿を表現した。

六甲ミーツアート2017出展作品

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